2018年度TEACCHプログラム研究会京都支部講演会「自閉スペクトラム症とセクシャリティー支援」を拝聴してきました!



自閉スペクトラム症の方への性の問題を取り上げた貴重な講演会があり拝聴してきました。
『性は人権です』という言葉で始まり、いきなり考えさせられました。

この手のお話を聞くのは初めてのことでしたので緊張して聞いてまいりました(笑)
以下、一部のレジュメとともにご紹介しています。





目次

1.正確で有意義な学習のために

2.セクシャリティーの適切な学習のために

3.NOと言っていいんだよ!!

4.おわりにかえて






1.正確で有意義な学習のために




肯定的 科学的 客観的に淡々と 具体的 視覚的 フランクなコミュニケーション
どれをとっても、健常者の方への性教育と何ら変わらないものです。




2.セクシャリティーの適切な学習のために




科学 人権 自立 強制
やはり、私には「人権」というワードが大きなものに感じられました。

ちょっと大げさでは?と思ってしまったことへの反省です。
障害があろうが無かろうが、そんなことは関係なく、当たり前のこととして教えてもらうべきことがらだということです。

「寝た子を起こさない」なんていう考え方は前時代的なものですね。



3.NOと言っていいんだよ!!




実は、「NO!」と言うのは、スキル(技術)なのだと。
スキル獲得にはトレーニングが必要になります。
そして、トレーニングにはロールプレーが効果的・・・

ということで、SST(ソーシャルスキルトレーニング)のようですが
実際にロールプレーをいたしました。

この「実際にやってみる」がかなり効果的だということを体感しました。





いろいろなシチュエーションを用意してくださっていて
交代しながら、いろいろと体験できました。

その際に感じたことは・・・

「NO!」ということが、と~っても大変だということ。
また、性的な話になると、口にするのもハバカレルことばかりで
苦しかったです。

しっかりと学んでおくことの重要性を感じました。






4.おわりにかえて




2時間、みっちり学ばせていただいて最後におさらい。
日本の性教育の遅れを実感するお話で、障害の有無は関係なく「人」として学ぶ権利があり
学ぶにも日本の文化や固定観念の問題から、なかなか難しいことも感じました。

とはいえ、とても大事な問題であることもまた厳然たる事実です。
貴重な機会の講演会で、拝聴して良かったなと感じています。







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